バンコクから北へ150キロ
そこには猿達に支配された古都があった。
ここはどこ? |
この町の第一印象は「朽ち果てている・・・」そんな感じだった。
サルの大群が支配するという寺院、サーン・プラ・カーンでは、「こま犬」ならぬ「こま猿」が迎えてくれた。
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寺院の敷地内のいたる所には、猿の食糧らしき野菜や果物が供えられ・・・いや、ぶちまけられていた。
「猿回し」らしきおじさんがいた。猿用のバナナも売っていた。
ここは本当に寺院なんだろうか?
町のシンボルのようにそびえ立つ、プラ・プラーン・サム・ヨート
このへんてこな3つの建物は、ヒンドゥー教の3人の神を象徴し、
建築されたらしい。
その後、仏教寺院に改められたので、中には仏像が眠っている。
今にでも崩れ落ちて来そうなその建物の周囲は、まさに「猿の惑星」
あっちにもこっちにも、仏像の上だってお構いなし。
無数のサル達が我が物顔で生活していた。
みょ〜〜〜に仏像となじんでるでしょ? 人間様はオリの中
日中の気温は恐らく40度近かったと思う。焼かれるように暑かった。
滝のように汗がが出る。汗を拭ったハンカチを、日よけの代わりに頭にかぶると一瞬で乾く。
猿達は、木陰で昼寝や毛づくろいをしている。子猿達は炎天下にもかかわらず走り回っていた。
電線の上にも、民家の屋根にも、この町は人間より猿の方が多いんじゃないかと思うくらいの猿・猿・猿・・・
ロッブリーの町の夜の表情も見たかったが、そこまで町を散策しているとミイラになりそうだった。
近くの食堂でビールを飲み、「猿の惑星」を後にした。
バンコクに向かう道中、地図にも載っていなかった
やけにキンキラな寺院に立ち寄ってみた。
傾きかけた陽ざしを反射し、眩し過ぎるぅぅぅ・・・
訪れる人もほとんどいない、ひっそりとした寺院を独り占め出来たみたいでうれしかった。
つい先日までのソンクランの大騒ぎとはあまりにも対照的な「静寂」をたっぷり味わい、バンコクに向かった。
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