なんてったってバンコク●

バンコク・ホテルドキュメント


旅のお楽しみのひとつに、疲れた体を休める快適なホテルっつぅーのがあるよね。
一週間の旅程で泊まり歩いたホテルは4件。
移動だけで疲れたんじゃないの〜?って思うでしょ。その通り。(笑)
でもあっちもこっちも潜入してみたい、行きたかったんだから仕方ない・・・。

旅の前半は高級ホテルね。
まずパンフの写真を見てもらいましょ。

  
初日は「ラディソン・バンコク」。一泊5700円。
いつも初日はココって決めてるの。
なんつったってキレイで食事もおいしくて、安らげる。
バンコクの中心からは5キロ程外れた「ラチャダーピセーク」と呼ばれるこの地区には
風俗系のお店目当ての方々も多くいらっしゃるようです、が、
近くには新し目のパブやディスコ、ショッピングセンターなんかがいっぱい出来てて、
日付が変わった頃の時間になると、地元のガキンチョがたくさんたむろしてます。

このホテルはカタログとの相違はありません。
ちゅか、実際の部屋はすごぉ〜く広くて、調度品にも凝ってて、いちいちピカピカです。

ネックは交通は少々不便って事かなー。
専用バスで乗り付けるツアーの日本、韓国人の団体さんが多いから、交通事情は関係ないか。
ホテルのスタッフは一生懸命、日本語、韓国語のお勉強をしてます。
ロビーでぼぉ〜としようもんなら、若いベルボーイ君なんかが、容赦なく日本語の教材を求めて
近寄って来ます。夜遊び情報の収集には最適です。夜遊びの「足」確保にも・・・(笑)


 

さて、ランクを下げてみましょ。とはいっても↑これじゃ下げたとは言えないか。
こちらは「バイヨーク・スカイ」、一泊5000円。パンフで見て、惚れ惚れ・・・。
94階建てのバンコク1のノッポなホテルです。
17階にあるフロントでチェックインすると、いきなりその眺望にうっとりします。
フロントの日本人スタッフに「いらっしゃいませ」と声をかけられると、異国にいる事を
忘れちゃいます。朝食のビュッフェでは日本人率99%でした。
関西弁のおばちゃん集団のマナーの無さには泣かされました・・・。
もしかしたら日本人専用レストランだったのかも・・・(^-^;

ホテルの足元からは「なんでもあり」の巨大な「プラトゥナーム市場」が広がっています。
ワールド・トレードセンター」へも徒歩圏内。BTSの駅までも歩けます。ちょっと疲れるけど。

以下は実際の生写真です。
 
18階のプールから見るバンコク市街                          92階のラウンジから

 
36階の客室から                                     夜になるとこんなカンジ


カップヌードル:プーさんバージョンもあるよ 
なぜかカップラーメン類が充実の客室                 キャ〜!見ちゃイヤ! 好きだわ、このシャワールーム。


パンフに載ってたナナ・ホテルの客室さらにランクを下げてみましょ。
こちらは1泊3000円、スクンビット通り、
BTSの「nana」駅から2〜3分の「ナナ・ホテル」。

←ネットで拾って来た写真。なかなかじゃ〜ん!

女が一人で泊まるホテルじゃないなんて事は充分承知の上で
潜入しました。
目の前にはお姉ちゃんが手招きしてるバーの群れ、「ナナ・プラザ
夜中には街角で立ってるお姉ちゃんがいっぱいいました。
屋台もいっぱい。食い歩きしながらの夜の街ウォッチング、楽しいよ


実際の客室

さて、実際のお部屋はどんなもんだったんでしょう?

←3階の窓からの眺望は最高だね。
(この写真はクリックしても拡大しないよ。)

部屋の向かいは駐車場らしき建物、しかも工事中。
昼間はお兄ちゃんがぼぉ〜っと外を見ながら
いっぷくしてました。カーテン開けられないじゃん。
清潔なんだけどね・・・帰りたくない部屋だわ。
この晩、1時まで飲んでました。

朝食時、なぜかホテル人口は膨れ上がってました。
ナナ・プラザからのテイクアウトでしょうか?
日本人女性の視線がさぞかし迷惑だったと思います。
ゴメンナサイ・・・<宿泊してた皆様


パンフに載ってたバンコクセンター・ホテルの外観 パンフに載ってたバンコクセンター・ホテルの客室

お待たせしました。ナナ・ホテルで安ホテル環境に少しは慣れた翌日に向かったのは、
バンコクの心臓部、ファランポーン駅から徒歩5分の好立地、「バンコクセンター」、
なんと一泊2500円!このパンフの写真には裏があるに違いない・・・。

ホテルのロビーには漢字の表記がいっぱい。
そう、ここはチャイナタウンのすぐお隣。
ロビーにたむろする中国人の団体さんの中国語(怖い・・・)に圧倒されながらも
勇気を出してチェックイン。
ベルボーイさんが重いバッグ担いで部屋まで案内してくれる。
エレベーターは3階で止まった。
「ちっ、また3階かぁー」なんて思ってる時点ではまだ甘かった。
パンフの写真のあの豪華っぽい(本当は灰色)建物の右隣りに、ボロボロの渡り廊下が伸びていた。
渡り廊下の先は「旧館」、プールの出入り口、業務用エレベーターを横目で見ながら、シミがいっぱい
付いてる真っ赤なじゅうたんを歩く。
じゅうたんの上にはランドリー行きのリネン類、メイドさんが使うアメニティーが満載のワゴンなんかが
散乱していた。いやな予感・・・


客室からの素晴らしい眺め

さて、実際の図・・・案の定、旧館3階からの眺望は最高だった。
目の前にはアパート。カーテンも開けられない・・・
カーペットの上には紙屑が落ちていた。
帰りたくない部屋だ。
実際、ほとんど帰らなかったけど。
夜がまたひどい。
薄〜い壁からは、両隣の部屋からの会話やイスやベッドの
きしむ音が、手に取るように伝わって来る。
隣りの部屋でのドアの開閉の音は、まるで自分の部屋に
誰かが侵入して来たかのようだった。
怖ぇぇ〜




  

一応、ホテルらしい部屋ではあるんだけどね・・・ 市場で買ったランの花を飾ってみた。少しだけ落ち着いた。

チエックインした翌朝、出発の早いツアーに参加する都合で、6時に朝食をとろうと、レストランに向かう。
レストランのビュッフェの準備は出来ていたが、ホテルのスタッフが、好き勝手に盛りつけて食ってた。
しかも立ち食いありぃーの、つまみ食いありぃーの・・・
席に着いたとたんにモーニングコーヒーのサービスなんてあるわけがなかった。
セルフサービス、しかも煮詰まった味のコーヒーを飲んでいると、「早く出かけたい・・・」と思った。

このホテルには3泊したが、朝食(というかコーヒー)を利用したのはこの日だけだった。
屋台のお粥の方が100倍美味しい。
後日談、このホテル朝食ビュッフェに出遅れるとすさまじい光景に出逢えたらしい。
中国人の皆様がお召し上がりにあられた後の食卓は、思わず「汚ったねー」と言ってしまうそうな。
お行儀の悪いスタッフに、テーブルクロスを取り替えるなんて気配りはないらしい。


ホテル巡りって、本当に面白い!
どこでも寝れりゃぁいいって思ってた私だけど、それは日本国内での話・・・。
安全と快適さはお金で買う物なんだなぁーってのを思い知ったような気がした。

シャワーの後は素っ裸で歩き回りたいじゃん。
やっぱ、裸足でカーペットの上を歩いても、不快感のないホテルがいいなぁー。

そんなわけで、私なりの結論、「ホテル代はケチるな!」
1000バーツ(2000円台)も出せば、安全で便利なホテルには泊まれる。
2000バーツ(5000円台)になれば、日本だったら2〜3万はするんじゃない?ってクラスの
ホテルで優雅に過ごせる。どこにお金をかけるかってのはそれぞれの価値観だけどね。

あっ、2人で泊まれば半額なんだよな。
素っ裸では歩き回れないけどね・・・(笑)


まぁ、こんあケチなあたしですが、少しだけ「旅の安全」ってもんも気にしてたりします。
以前はいつも「海外旅行傷害保険」に入ってから出かけたんですけどね・・・入ったときに限ってトラブルは無し。
お守りみたいなもんです。入ってないとこんな目に遭ったりとか(笑)
体の怪我や病気はまだ経験した事ないんだけど、万一の時、治療後にお金が下りるだけの保険じゃちょいと不安だよね。
何かあった時、現地で病院の手配もして欲しいし、キャッシュレス治療も受けたいし。
この「キャッシュレス」は普通、掛け捨ての海外旅行傷害保険か、ゴールドカード等、グレードも年会費も高いカードに
付帯してるんだけど・・・うっしっしっしっし。一つだけ年会費無料カードにも付帯してるのがあったりします。。
←こちらからどうぞ「シティクリアカード」
但し、条件付。旅における交通機関のチケット等をカードで購入する事。
日本〜バンコクのチケットでも、タイ国内の飛行機のチケットでもOK。ツアーの支払いでもOK。
一回でも支払えば旅の全行程での安全が保証されます。さすが元保険屋。かしこいね。自画自賛(笑)

ついでにお金の事なんかも書いてみたりして。
タイはかなり現金商売の国です。カードで何でも用が足りると思ったら大間違い!!
まぁ、VISAとかマスターカードを持ってればキャッシングで調達出来ますが(○メックスは通用しません!ご注意を!!)
あたしは借金が嫌いです。キャッシングも大嫌いです。だから自分の口座からお金を下ろしてます。
新生銀行のキャッシュカードはオススメ。キャッシングじゃなくて「両替カード」ね。自分の口座から、現地通貨でお金を
引き出せます。BTSの駅にもショッピングセンターにも、どこにでもATMがあるのも心強いですね〜。
ちなみに一ヶ月に5回まで、振込み手数料が無料なのも有難い。フル活用させてもらってます。


さてさて、話は脱線しましたが・・・
バンコクセンターホテルで朝6時から煮詰まったコーヒーを飲んだ私はどこに行ったんでしょう。


                   戦場に架ける橋:カンチャナブリーでも見てやって下さいな。


飛行機ホテルカンチャナブリー市場1アユタヤ

ゆうこちゃんねるTOP旅行記TOP