サメット島の巻ぃ〜!
ぱーと2


快適なホテルで快適に目覚めた朝・・・曇っていた(^^;
でもだいじょーぶ、私は晴れ女。
こんな雲、吹き飛ばしてやるぅ〜!

まずは腹ごしらえしようじゃないの。
朝食ビュッフェは非常に興奮するひととき・・・
あれもこれもみ〜んな食べてやる!(みんな・・・そうだよね?)
さすが高級リゾート、ビュッフェも充実していた。
腹一杯な上に、「部屋で食べたいから」と、パンを5つも6つもナプキンに包んでテイクアウト。
これは、今日、サメットのお魚にあげるんだけどね・・・(みんな・・・やるよね?)


高級外車が並ぶホテルのゲート前で、「ソンテウ」を待つ客は私ぐらいなもんだった(^-^;
待つこと1時間弱、ようやく「バン・ペー」行きのソンテウを捕まえる。
いよいよ島への旅の始まりだぁ〜♪

バン・ペーの港は閑散としていた。さすがオフシーズン。(タイは今、雨期)
空いてる船で優雅にクルージング?と思いきや、客がいなけりゃ船も出るわけがない。
定期便なんて観念は、ここにはないらしい・・・




早く船出ねぇかなぁ・・・・

客が集まるのを待つ。ひたすら待つ。1時間程待ってると、おじさん30人程を載せたバスが到着!
うをぉぉぉ〜!やっと出航だぁ〜♪
チケット売場のお姉さんに「出航だよ」と呼ばれ、「片道1枚」とチケットを買おうとすると、
「往復で買いなさい。もう発券してしまった。」だって。そういうの勝手っていうんじゃない?(笑)
片道40バーツ、往復80バーツ、まぁ、いいか。
ガイドブックに「往復では買わない事」と書いてあった事も知らずに・・・

ソンテウを、船を、ひたすら待ってるうちに昼近くなってしまった。
船のデッキで心地よい潮風を浴びながら「ビ、ビール飲みたい・・・」と禁断症状に襲われていた。

 
さよなら、バン・ペー      優雅な(?)2Fデッキ

2Fデッキには、さっきの「タイのおじさん集団」と私だけ・・・
何気なくカメラを向けていると・・・

  


寄ってくる・・・酔ってくる・・・タイのおじさん達

さっきまでカメラを構えていたはずの私の手には、いつの間にか缶ビールが・・・
さすがアメージングタイランド。


そんなこんなで、船はサメット島に到着、いい気分でおじさん集団に別れを告げ、タクシーでビーチへ。
「タクシー」と言っても、ソンテウの屋根ナシみたいなやつ・・・相変わらず荷台に乗り込む。
サメット島は本当に未開拓な島です。
これって道路?って聞きたくなるようなオフロードを進む「タクシー」の荷台にしがみつく事20分、
目的の「ウォン・ドゥアン湾」に到着、早速バンガローの客引き現わる。
800バーツの言い値が、一言で500バーツに値切ってもらえて、ものすごく幸せな気分でフロントへ。
何を血迷ったか、言われるままに500バーツを先払い。
3分後、バンガローに通されて腰が抜けそうになる。

狭い、暗い、ジメジメしてる・・・

でも・・・まあ・・・プール付きだし・・・一晩位いいか・・・(^-^;

ここで妥協するべきじゃなかった。この後、

お湯が出ないシャワーに哀愁を感じ、
切れ切れの網戸から侵入した「蚊」の猛攻撃に耐える。

こんな試練も待ちかまえていたのです。

(すご過ぎて、写真撮る気にもなれなかったの・・・画像はナシね。)


そうなの。快適なベッドや、お湯のシャワーを求めてこの島に来たんじゃないんだ!
海だぁ〜!海に行こぅ〜!!
浜辺で「どうすんべ?」とふらふらしてると、「シュノーケリングツアー」の客引き。
待ってました!とばかりに、言い値の300バーツで即決!←バカ

お天気がイマイチでねぇ・・・「透き通る海」じゃなかったけど、お魚にもウニにもカメにも会えました。
でも30分も潜ってたら「もぅ・・・いいか。」って感じ。
ホテルの高級ブレッドはしっかりお魚サンのお腹に入りました。良かった良かった・・・。


海に入ってると、何故かお腹が空く。
この空腹に流し込むビールがいいいんだよねぇ・・・なんて思いながら財布の中を覗く。

バーツがないじゃん! 両替しなくちゃ!!

両替所に行くと「あと1時間しないとバーツが無い」だって。何てタイランドなの?(笑)
仕方なく、なけなしの小銭を持ってコンビニに行って、ビールを一缶、ちびちび飲む。
こんな貧乏くさい日本人を不憫に思ったのか、タイの兄ちゃんから「カワイイネェ〜」
「ニホンジンデスカァ〜?」と声がかかりまくる。(誰にでも声かけてるんだってば!)

私はこらえきれない思いを彼に打ち明けてしまった・・・

「私はお金がない。両替もしてもらえない。お腹が空いた」と。
彼は屋台からヌードルを買ってきて恵んでくれた。
おまけにパパイヤとスイカとバナナも・・・。


両替が出来た頃には腹一杯になっていた。
客引きの彼は、お金のない私から去って行った。
金の切れ目は縁の切れ目。
私はシーサイドレストラン(砂の上にテーブル並べただけ)で、寂しく
「メコンウイスキー」のグラスに映る夜景を眺めていた。


 


サメット2日目、朝から曇っていた。
私の体のいたる箇所には、昨夜の爪痕が残っていた。

一体何十カ所刺されたんだろう・・・虫よけスプレー一本使ちゃったよぉ・・・(^-^;
虫よけは持ってきたけど、キンカンは忘れて来た。
仕方なく「メンタムリップクリーム」を塗りたくる。
掻きむしって、血がにじんでいる所には、なかなかいい刺激・・・使えるぞ。こいつ!


サメットの海はもういいや・・・今度、ベストシーズンに来よう。
そんな気分で、ビーチ沖に昨日買ったチケットの会社の船を探すが・・・いないじゃないの!
バンガローのフロントのおばちゃんにチケットを見せて、
「この船は何時に来るの?」と訪ねると、
「このビーチには来ない。うちの船のチケットを買いなさい。」

何だとぉ〜!?

「ウォン・ドゥアンビーチから8時から6時まで、随時出航」
チケットにはしっかりこう書いてあるじゃない!
おばちゃんにそれを見せても、
「ここからはうちの船しか出ない。50バーツのチケットを20バーツにするから買いなさい。」

「・・・・」

まぁ、いいか。疲れた。20バーツって言ったら50円じゃない・・・。
これで帰れるならゼニ出すわ。

こうして投げやりな気持ちで後にしてしまったサメット島・・・また来るからね・・・たぶん。(笑)


ボートでバン・ペーに渡ると、バンコク行きのバスは30分前に出てしまっていた。
次のバスまで1時間半・・・
しかし、これ位の待ち時間は「長い」って感じなくなった私がいた。
バス停のそばの食堂で、ワンちゃんと一緒に日が高く昇るのを眺めてた。

よし、北に行くぞ。
チェンマイ美人が、ぞうさんが、私を待っているんだから〜♪




と、いう事で、無事チェンマィ編に繋げる事が出来ました。見てね(^-^)v


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