南の島でお魚になるはずだったのにぃ・・・

サメット島の巻ぃ〜!


サメット島ってどこにあるの?
タイ病に冒されていない健全な人ならきっとそう言うと思います。
サメット島はバンコクから南に約150キロ、あの有名なパタヤビーチよりもさらに南にあります。
飛行機で行く距離でもない・・・でもバスで4時間っていうのはちょっと・・・
半端な所にあるこの島は、ヘンに観光地化されていなくて、
ひなびたバンガローが立ち並ぶ、バンコクっ子御用達の島なんです!

サメット島へのアクセスは、まず長距離バスに乗らなきゃ始まらない。
バンコクのバスターミナルで、90バーツもぼったくられながら108バーツのチケットを購入、
快適なエアコンバスの旅の始まりぃ〜!


 
                                          発車して間もなく、ジュースとパンケーキが配られました(^-^)

バンコク市街の渋滞を抜け、郊外を超高速でぶっ飛ばすバス。
いかにもタイ人らしい運転!(笑)
いつのまにか、青い海と白い砂浜の夢を見ながら居眠りしていると・・・
異変に気付いて目が覚める。
バスの様子がおかしい・・・超低速で路肩走行してるじゃん!!
おまけにギアが滑る音。壊れたな、こりゃ・・・(--;
予想通りバスは近くのガソリンスタンドで停車。


 
お手上げだぁ・・・                まじかよぉ〜 by 乗客の皆様

完全にぶっ壊れたバスはあきらめて、乗客全員、次のバス(1時間後)を待つ羽目になる。
「私はクビだ・・・」と落ち込む運転手に「マイペンライ!」と心にもない事を言えた私って善人だわぁ・・・。


 

ついてねぇなぁ・・・ by 運転手     早く営業所帰って一杯やろうぜ!
                               ・・・と言ってかどうかは知らん(^-^;

非難場所のガソリンスタンドに併設のコンビニで買ったバナナチップをボリボリ食べながら待つ事1時間半、
(ここらへんが「タイ時間」!)、次の定期便が到着、しかし・・・乗客がいっぱい乗ってるよ・・・(^-^;
もしかして立ち乗り!?
そんな不安を抱きながら、バスに乗り込むと、予想通りの満席。
が、素早く補助椅子が用意された。
屋台のおでん屋とかヤキトリ屋あたりに並べてある、真ん中に穴のあいた、いわゆる「椅子」が・・・
それでも優先的に椅子にありつけた私は幸運(女で良かったぁ〜♪)、
男性諸君は残り2時間の道のり、立ちんぼで移動なのです。

もしかして今日、ついてない?なんて思いながら、まだ始まったばっかりの旅に暗雲を感じていると、
空にも暗雲が・・・突然のすごいスコール。
「あぁ・・・バスに乗り込んでからで良かったぁ・・・」と思ったのもつかの間、
バスの屋根からはポタポタと雨漏り・・・。
「ポタポタ」が「ボタボタ」に変わるまで、そう時間はかからなかった・・・。

約2時間後、いい感じに湿ったTシャツが心地よく感じ始めた頃、バスはサメット島への玄関口「バン・ペー」の港に到着、
今日はもう船はないので、近く(って言っても10キロ先)のホテルに泊まる。
ホテルまでは未知の交通機関、「ソンテウ」を利用しなければならない・・・
流しのこの乗り合いバス、運転手が行きたい方向に目的地があれば乗車OK、そこから料金交渉が始まる。



ソンテウ

ドキドキ緊張しながら道端でソンテウを待つ、いかにも観光客の私に、ソンテウは向こうから近付いて止まってくれた(^-^)
行き先も同じだし、料金も10キロ程で20バーツ(約50円)。でかしたソンテウ!すごいぞソンテウ!(謎)
客席(というか、荷台)に乗り込むと、いい感じのタイレディが2人乗っていた。
「姉ちゃん、今夜一杯どぉ?」なんて言うはずがない。あたしは女だよ。
「写真撮らせて!」って言ったら快くOK!
胸の「ぺこちゃん」が気になって仕方なかったんだもん・・・・(笑)


 

青森より都会じゃん・・・なんて、恥ずかしくて決して口に出せないことを考えながら、ソンテウは今夜のホテル、
「ノボテル・リン・パエ」に到着、ちょっと豪華過ぎた?って感じのリゾートホテル。
日本人は恐らく私一人だったかも・・・欧米人がそこらじゅうでゴロゴロしてる、いい感じのホテルでした。


 

プールサイドレストラン                        ライトアップもきれいだったよ



プールで貸してくれるタオル。こういう心使いがうれしいんだよね。

と、のんきに寝転がる欧米人を横目に、私は夜の街へGOGOGO!
例の「ソンテウ」の乗り方も心得た。もう怖い物はないぞ!
気合いを入れて出撃した街には、恐い物もなかったが、他にもなんにもなかった・・・。
仕方なく、屋台のヤキトリを食べながら、インターネットカフェへ。




ん?バナナコンピューター?あやしいぞ・・・

あやしいがサクサク動くマシンに感動し、すっかり長居してしまった。
気が付くと夜も10時を回ってる。いかん、良い子は帰んなくちゃだわ。
通りに出て「ソンテウ」を待つ事10分・・・おばさんに「何してるの?」と聞かれ、
「ホテルまで帰る」と言うと、「ソンテウはとっくに終わってる」(何と6時で営業終了!)
え〜!?じゃどうすりゃいいの!?
最後の手段は「モトサイ」(バイクタクシー)、でも臆病な私はバイクなんぞ何十年も乗ってないぞぉ〜!
でも背に腹は代えられない・・・・
半べそかきながら、闇夜をかっ飛ばすバイクに乗ってホテルに帰ったのでした。




「モトサイ」乗り場


ん〜、今日はいろいろあったなぁ・・・疲れたぞ。
明日は白い砂浜と青い海だぁ〜♪
早く寝よう・・・。




長くなったのでぱーと2に続く。


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